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花風「稲と忽布 交酒」
◆Director's Recommendation
The Toji worked for Aramasa, and boy, this is a great Sake, brewed with Hops and the bottle is just so appearing.
If Beer is too cheap, and Sake is too serious, then this is a perfection, balanced between Sake and Beer, Acidity, sweetness and FUN.
I came across this in a niche sake bar in Tokyo, amazing.
使用米 | 米、米麹、ホップ 90% |
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使用酵母 | |
日本酒度 | |
酸度 | |
アルコール度 | 14度 |
容量 | 720ml |
●テイスティングコメント
おりを混ぜた状態で試飲しました。香りには、マスカットやピンクグレープフルーツのようなフレッシュさとホップの存在が感じられます。
口に含むと、香りと同じくグレープフルーツのような果実味と酸味が口いっぱいに広がり、キュッとした酸味が魅力的です。同時にどこかホッとするような懐かしさも伴っています。
酸味・旨味と味わいが調和しながら移ろい、終わりにかけてホップの心地よい苦味が効いていました。杯の進む味わいで、気付いたら一瓶が空になりそうな飲みやすさがあります。
ホップが前面に出ておらず穏やかかつ控えめで、いろいろな料理と合わせやすそうです。初めての方にもスッと違和感なく馴染むであろう逸品で、クラフトサケのエントリーモデルのような雰囲気を醸しつつも、これまでのファンも喜ばせてくれるでしょう。
清酒と濁酒に対して、クラフトサケのことを今後は交酒(こうしゅ)と呼んでいくとのこと。日本酒と他の文化が交わるサケで、交酒。とてもしっくり来ます。
この新ブランド「花風」について、岡住さんのご説明がとてもわかりやすいので、お言葉をそのままにご紹介します。
“花風に込めた意味合いですが、花はホップの和名西洋唐花草から来ています。唐花草を使用したどぶろくを花酛と呼び、それが秋田の農村では古くから伝承されてきた製法であることにも由来しています。
風はクラフトシリーズのコンセプトである、男鹿の強い風に由来しています。クラフトサケ花風を通じてこの業界に新しい風を吹かす、その思いが強く込められております。
また花風をかふうと読むと、能(世阿彌)の用語で、観客を引きつけるにたる芸風。美しい芸風。を意味します。二年の醸造を経て経験を積み、みなさまのお客さまを惹きつけるに足るお酒になってきたかなと、、、まだまだ正直烏滸がましいですが、そんな意味合いも込められております。”
ラベルも、ありそうでなかったデザインにしたとのことで、一度見聞きするとすっかり虜になってしまうようなブランドです。
稲とアガベさんの商品を取り扱ってみたいものの価格が……と悩んでいる飲食店さんに、心からおすすめします。お酒のラインナップに加わることで、きっとたくさんの方の目を引くであろう逸品です。飲食店さんはもちろん、稲とアガベさんファンももちろんお買い求めいただけます。業界に新しい風を吹かせる「交酒 花風」を、ぜひご賞味くださいませ。