Regular price $260.00
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新政(あらまさ)「水墨 産土 天鵞絨 秋櫻 生成」
◆Director's Recommendation
An introduction to the prestige of Aramasa's sakes. The colors series.
使用米 | 秋田県産米 |
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使用酵母 | 新政酵母 |
日本酒度 | |
酸度 | |
アルコール度 | 13度(原酒) |
容量 | 720ml |
Ash アッシュ -水墨- 2021
- 内容量:720mℓ
原料米:亀の尾
精米歩合:麹米45%
アルコール分:13度(原酒)
仕込容器:木桶
使用瓶:暁鐘(Morning Bell)フロスト
通称「アッシュ」
明治時代に山形庄内地区で選抜された「亀の尾」は、多くの飯米・酒米の親として名高い存在である。東日本全土で盛んに栽培され、6号酵母誕生時にも当蔵においても頻繁に使われていた。東日本の稲作における遺伝的な祖であり、まさに伝説の米とも言える。「アッシュ」は生酛を増量するなど、様々な技術を駆使して、この「亀の尾」のポテンシャルを最大限に引き出そうとする作品である。存在しうる全酒米の中でも、もっとも硬質な酒米のひとつであるため、長期の冷蔵保管により味わいがより深まる典型的なスロースターターの作品といえる。
【亀の尾】
生誕年[登録年]:1893年(明治26年)
生誕地[登録県]:山形県
平均収量:約5.5俵/反
新政における主要栽培地:秋田市河辺和田地区
Earth アース -産土- 2021
- 内容量:720mℓ
原料米:陸羽132号(愛亀)
精米歩合:麹米50%、掛米55%
アルコール分:13度(原酒)
仕込容器:木桶
使用瓶:暁鐘(Morning Bell)フロスト
通称「アース」
全量無農薬栽培で醸される「アース」は、「Colors」中もっとも農業面でのこだわりが発露している作品である。原料の「陸羽132号」は、大正時代に秋田県で生まれた米であり、「亀の尾」と「愛国」という明治時代の「日本三大品種」のうちの2つを親とする米である。ゆえに「愛亀」という愛称も持ち合わせている。この米は、詩人であり篤農家でもあった宮沢賢治が作付けを推奨したことでも有名である。冷害に強く、歴史的にも無農薬栽培に適する米であることが証明されているため、当蔵の自社圃場の作付けは主にこの品種を中心に構成されている。早くも「改良信交」と並ぶ当蔵のアイコン的酒米の趣を漂わせ初めているのではなかろうか。非常に硬質な米であり、長期の冷蔵保管により味わいは完成に近づく。
【陸羽132号】
生誕年[登録年]:1921年(大正10年)
生誕地[登録県]:秋田県
平均収量:約4.5俵/反
新政における主要栽培地:秋田市河辺鵜養地区
Viridian ヴィリジアン -天鵞絨- 2021-
- 内容量:720mℓ
原料米:美郷錦
精米歩合:麹米45% 、掛米50%
アルコール分:13度(原酒)
仕込容器:木桶
使用瓶:暁鐘(Morning Bell)フロスト
通称「ヴィリジアン」。
秋田の高級酒米「美郷錦」を用いた作品。原料米の精米歩合は扁平精米を用いた50%であり、「美郷錦」のポテンシャルをもっとも発揮する磨きである。「天鵞絨」は、Colorsラインナップ中、もっとも厚みと余韻がある力強い仕立てである。また作付け面積の大半が無農薬栽培へと切り替わっているのもあり、近年よりその品質が向上している作品でもある。搾りたて直後からふくよかな味わいが十分に楽しめるが、アッシュ・アースと比肩しうる長期熟成能もあわせ持つ。
【美郷錦】
生誕年[登録年]:2002年(平成14年)
生誕地[登録県]:秋田県
平均収量:約4.5~6俵/反
新政における主要栽培地:秋田市河辺鵜養地区
Cosmos コスモス -秋櫻- 2021
- 内容量:720mℓ
原料米:改良信交
精米歩合:麹米55%、掛米60%
アルコール分:13度(原酒)
仕込容器:木桶
使用瓶:暁鐘(Morning Bell)
通称「コスモス」。
「改良信交」は昭和34年、秋田で初めて生まれた酒造用好適米である。「信交190号」を親に持つため、血統的には「美山錦」と兄弟の関係にある。ところが味わいは正反対とも言え、「美山錦」が硬質な印象を与えるのに対して「改良信交」はあくまでも滑らかで伸びやかな味わいである。
【改良信交】
生誕年[登録年]:1959年(昭和34年)
生誕地[登録県]:秋田県
平均収量:約6.5俵/反
新政における主要栽培地:秋田市河辺和田地区
Ecru エクリュ -生成- 2021
- 内容量:720mℓ
原料米:酒こまち
精米歩合:麹米55%、掛米60%
アルコール分:13度(原酒)
仕込容器:木桶
使用瓶:暁鐘(Morning Bell)
通称「エクリュ」。
秋田生まれの酒米「酒こまち」を用いたボトムライン。ラピス同様、「扁平精米」を用いた磨きを採用している。「酒こまち」特有の、まさに寒冷地の雪解け水を思わせる清らかなテイストが楽しめる。エントリーモデルとして、ぜひ多くの方に楽しんでいただきたいお酒。
【酒こまち】
生誕年[登録年]:2004年(平成16年)
生誕地[登録県]:秋田県
平均収量:約8俵/反
新政における主要栽培地:秋田市河辺和田地区
◆新政酒造株式会社
新政の沿革やポリシー
1852年(嘉永五年)初代佐藤卯兵衛氏が創業。新政(あらまさ)の由来は西郷隆盛が唱えた「新政厚徳(しんせいこうとく)厚い徳をもって、新たな政を行うべし」からで、東洋の徳政の理想とされる。
昭和5年、小穴富司雄氏が新政のもろみから酵母を分離し培養することに成功。 昭和10年から、きょうかい6号酵母として全国に頒布されることとなる。協会1~5号酵母は変性のため配布を中止していることから、現在頒布されている協会酵母の中で最も歴史の古い酵母となった。
現在は全て「純米造り」となっており、秋田県産米にこだわっている。自然な醸造(生酛系酒母、山廃酒母)にて醸すこととし、醸造用乳酸やミネラル、酵素などの副原料は使用せず、濾過も極力減らし、ブレンドせずに個別に瓶詰めしている。